出前授業
おもしろ科学実験「結晶を作ろう」(学校で実施した事例)
5年生理科「ものの溶け方」の発展として結晶作りをする。
売り・ポイント
- 食塩やミョウバンの結晶づくりが教科書で発展的に扱われており、その発展として尿素の結晶づくりを行った。
- 尿素はホームセンター等でも簡単に手に入り、結晶化しやすく、針状の結晶が見た目にも美しいので、できた結晶を見て驚きの声を上げることが多い。
関連する主な単元
<5年生>理科「もののとけ方」
授業の流れ (※45分授業の一例)
時間 | 流れ | 内容 |
10分 | 講義 | •結晶の作り方を説明する。
•必要な準備物として、尿素の飽和水溶液を作って見せた。 |
35分 | 実験 (体験学習) | •尿素を結晶化させる場所として、小さな筒状の紙を用意させる。ろ紙を丸めて作るので比較的簡単である。
•尿素の結晶は、白いが、丸めたろ紙に水性ペンなどで色を付けると毛管現象により結晶にも色がつく。 •ペットボトルのふたに尿素の水溶液を入れて、ろ紙で作った筒を立てる。 •1日以上理科準備室に静置しておくと、鮮やかな結晶の花ができる。 |
まとめ | •後日、理科準備室でできた尿素の結晶の観察をする。
•感想を書く。 |
準備物など
尿素、水(50~60℃の湯)、洗剤、木工用ボンド、洗濯のり(PVA)、ろ紙、ハサミ、ホッチキス、水性ペン、ペットボトルのふた、ビーカー、ガラス棒
児童の様子、感想など
- 見た目は、ふわふわしているようだったけど、さわってみると固かった。
- さわっていると手がべたべたしてきた。
- 色は、ペンの色が結晶についていた。
- 結晶は、上以外にも下や横にもついていた。